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2010年9月17日 (金曜日)
海洋研究開発機構 横須賀本部 個人見学ツアー
8月の個人見学ツアーは夏休み中ということもあって見事に抽選にハズレ... (ToT)
二度目の挑戦で「海洋研究開発機構 横須賀本部 個人見学ツアー」に参加することが出来ました。

「しんかい6500」の登場により退役となった「しんかい2000」の実機をここでは触ることが
出来ます。
残念ながら通常の見学ツアーでは中に入ることは出来ませんが、外壁をアクリルにして内部の
構造を見易くしてありました。

高圧試験水槽では「しんかい6500」の操縦室の耐圧を確認するため、1/3の球体を用いて試験を
行ったのだそうです。
これは13,200m相当で破壊したものだそうですが、実際には地球上で一番深いマリアナ海溝の
深度が11,000m程ですからそれにも耐えうるんですよね!スゴイ!

深海での水圧を分かりやすく説明するために、いつものカップヌードル(MINI)の容器での実験。
手押しのポンプで装置内の水圧をどんどん上げていくと...
深度1,000m、100気圧でのデモですけど、大体半分くらいの大きさまで縮んでしまっています。
↓ GIFアニメですので、ブラウザでリロードすれば再度動き始めます。

100気圧に耐えうる実験装置ということで、アクリルの厚さもハンパじゃありません。
もっかの悩みはカップヌードルが紙パッケージに変更になったので、実験に使える良質な発泡容器
が入手出来なくなっていることだそうです (^_^;;

こちらは「潜水シミュレータ」。なんだか、旧ソヴィエトの宇宙ステーションって雰囲気です。
その昔、日本近海に埋蔵されているという石油を掘削する目的で、深海作業者の育成のために
用いられていたという「潜水シミュレータ」。
もはや日本近海では石油は出ないという研究結果のため、現在はほとんど使用されていないと
いうことでした。

この中で、同じメンバーと顔を突き合わせながら長く暮らすのはかなりの苦痛だったとか。
ヘリウムガスで声が変わってしまい、聞き取りにくいことがイライラの原因になったりもした
そうですよ。
実験ではヘリウムガスによって思いもよらぬ声に変わるのをみんなで笑ってましたが (^_^;;

展示室には「しんかい6500」のモデルがで~んと!

これが↓「しんかい6500」の操縦室。狭い操縦室の定員は大人3人。
カットモデルなので横から入りますが、実際には真上のハッチから。
ウェストが150cmだと入れないとか (^-^;;
水深6500mまでの潜水に2.5時間、水深6500mからの浮上にも2.5時間。
水深6500mでは大陽の光も届きませんから、昼でも夜でも関係無いそうなのですけど、陽が沈んだ
後は浮上後の母艦での探索、引き上げ作業に危険が伴うため、潜水可能な時間は8時間だそうです。
そんな訳で、深海での実質探査活動は3時間程ということでした。

さらに小さな「しんかい2000」の操縦室モデルも。

耐圧の違いで窓に使われているアクリルの厚みもずいぶん違いますね。

深海から連れてこられたユノハナガニ(湯の花蟹)が飼育されていました。
その名の通り、深海の熱水噴出孔付近に生息するカニだそうで、光が届かない深海で生息して
いるため目が退化してしまっているのだそうです。

一年のほとんどを観測のために航海しているということで、今日も「しんかい6500」や母船、
他の観測船の姿は見ることが出来ませんでした。
でも、分かりやすい説明に実験、そして写真を撮る時間も十分に設けて頂いたので、とっても
楽しい見学ツアーでした。
機会が有れば特別公開などで「しんかい6500」の実物を見てみたいですね。
最後は「しんかい6500」のストラップを記念に買って(100円)横須賀本部を後にしました。
■By mura-san | 2010-09-17 23:17 | おとなの社会見学 | コメント (0) | トラックバック(0)
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